2011年8月4日木曜日

8.15世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA! イベント「福島大風呂敷」のお知らせ

↓↓↓ADcafe.311 vol.01で発表してくださったアサノコウタさんが参加されるイベントのおしらせです↓↓↓

【福島大風呂敷】

「福島で大風呂敷を広げませんか?」
「大風呂敷を広げる。」
そんな言葉にどんなことを思い浮かべますか? つい大きなことを言ってしまって、そのわりには中身が伴わない、空回り。大半はあまりいい意味では使われない言葉かもしれません。ただ、ときとしてその大きな風呂敷を広げてしまったおかげで、後戻りできなくなって必死でがんばっているうちに、大風呂敷に見合うような立派な中身ができてしまった......なんて話を耳にしたのも一度や二度ではないはずです。
「プロジェクトFUKUSHIMA!」はその立ち上げにあたり壮大な大風呂敷を広げました。世界的に名前が知られることとなった悲劇の場所「FUKUSHIMA」を、世界が変わるための始まりの場所「FUKUSHIMA」へ変えていく。そんな大それた提案がすぐに実現するとは思っていません。でも私たちは大風呂敷であったとしても、切実な思いとして、これを世界に発信しました。世界と、互いと、自分と向き合い、議論し、考え、行動する、そんな始まりの場所となることを目指して声を出しました。今は中身の足りていない、夢物語のような話かもしれません。でも、言い始める、動き始めることからしか現実は変わってはいかない。そんなことに多くの人が薄々気付き始めたのではないでしょうか。そんなわけで、最初の一歩として一緒に実際に本物の大風呂敷を広げてみませんか ? そう、私たちにはそんな、くすっと笑えるようなシャレっけも必要だって思うのです。
2011815日に福島で開催される「8.15世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA!」のメイン会場のひとつとなる四季の里は一面芝生の広場になっています。私たちはその芝生を膨大な布を集めて縫い合わせた大きな大きな風呂敷で覆ってしまうプロジェクトを考えています。多くの人が集まる会場に文字通り大風呂敷を広げてしまおうというものです。正直なところ、なかなかに大変そうです。できないかもしれません、無理かもしれません、でも、まずやってみませんか? 世界に向けて、未来へ向けての大風呂敷を、多くの想いや願いを繋ぎ合わせ、一緒に広げてみませんか?

「表面被曝を防ぐ大風呂敷!」
「福島大風呂敷」は放射線衛生学の専門家・木村真三博士のアイディアをもとに、美術家の中崎透とアサノコウタ、音楽家の大友良英らが中心となって福島のみなさんとともに行うプロジェクトです。815日にフェスティバル会場の四季の里で一緒に大風呂敷を広げましょう。芝生の上に布を敷く、そのアイディアは木村真三博士との話から始まりました。会場の放射線量のリサーチに訪れた際、会場となる四季の里は0.50.7μSv/h(マイクロシーベルト/毎時)と福島市内でも比較的線量が低く、専門家の視点においても「観客を一日この場所に連れてくることに対して問題はないだろう」というご意見をいただきました。ただ、311日以前の自然放射線量や、今現在の東京をはじめとした他の地域と比較した場合、放射線量が高いことは否めません。木村博士より「芝生の上に一枚の布を敷くだけでも表面被曝はかなり防げますよ。また、靴底についたセシウムの拡散を防ぐ効果もあります。風呂敷をみなで敷いたらどうですか、それをアート作品としてやってみては......」といったお話をお聞きして、主催者側の観客に対する念を入れた配慮としてこのようなプランが立ち上がった経緯があります。

「風呂敷&布地 募集」
「福島大風呂敷」をつくるための布地をお寄せください。風呂敷、ハンカチ、シーツ、手ぬぐいなどの布地なら、新品でも古布でも結構です(ただし、極端に汚れたものは除きます)。基本的にサイズは問いませんが、なるだけ大きい方がありがたいです(目安として、最小でも30cm×30cm程度)。すでに縫い合わせて、 ある程度の大きさになっているものも大歓迎です。下記の宛先までお送り下さい。なお、送料はご負担いただけますようお願いします。

風呂敷&布地の送り先:
福島県福島市置賜町1-29 佐平ビル8F プロジェクトFUKUSHIMA! 実行委員会 福島事務局

「中風呂敷をつくって、送ってください!
みなさんのお友達同士、仕事仲間同士で「中風呂敷」をつくり、送っていただけませんか?「福島大風呂敷」の一部となる「中風呂敷」の大きさは5m×5mです。みなさんで布地を持ち寄り、みなさんで縫い合わせ、みなさんで拡げて確認をしたうえで、送ってください。福島県へのメッセージの書き込みはもちろん、どのような布地でもかまいませんし、しっかりと縫いつけてあれば、手縫いでもミシンでもかまいません。みなさんでデザインした自由な発想の「中風呂敷」をお待ちしています。みなさんの「中風呂敷」が集まり、「福島大風呂敷」は完成します。ご協力、よろしくお願いいたします! (〆切りは2011812日必着、上記の事務局宛にお送りください)

「縫い合わせ作業ボランティア募集」
「福島大風呂敷」製作の実作業を担当してくださる「お針子さん」のボランティアを募集します。断裁や縫製などの裁縫仕事が得意な方、特にミシンが使える方、さらにご自分のミシンを作業場まで持ってこられる方、歓迎します。もちろん未経験者の方も大歓迎です。なお、作業は7月下旬から8月上旬にかけて、福島市内で行う予定です。
*作業場は、福島交通飯坂線「泉」駅から徒歩5分のところにあります。

「大風呂敷を広げましょう!」
8.15世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA!」メイン会場となる四季の里の芝生に、開催当日の815日に、一緒に大風呂敷を広げてくれるボランティアを募集します。 みなさんの想いの込められた大風呂敷を芝生いっぱいに広げましょう!

【日時】 2011年8月15日(月) AM9:00~
【場所】 福島市 四季の里(福島県福島市荒井字上鷺西1-1)
【主催】 プロジェクトFUKUSHIMA! 実行委員会
【共催】 福島市(福島市商店街等復興イベント補助対象事業)
【後援】 福島県(福島県地域づくり総合支援事業[サポート事業]補助対象事業)ほか


(プロジェクトFUKUSHIMA!についての概要)

「プロジェクトFUKUSHIMA!」宣言
2011815日、福島で、音楽を中心としたフェスティバルを開催します。また、これをきっかけに様々なプロジェクトを長期的に展開していきます。タイトルは「FUKUSHIMA!」。「ノーモアフクシマ」でも「立ち上がれフクシマ」でもなく、なんの形容詞もつかない「FUKUSHIMA」。現在の、ありのままの福島を見つめることから始めたい。 そんな思いで、福島で生まれ育ったゆかりの音楽家や詩人らの有志が集まりました。地震や津波の被害のみならず、解決の見通しの立たない原子力発電所を抱える現在の福島では、フェスティバルどころではない、という意見もあるかもしれません。それでも、いやそんな時だからこそ、現実とどう向き合うかという視点と方向性を人々に示唆する力を秘めている音楽や詩やアートが必要だと、わたしたちは信じています。不名誉な地として世界に知られたFUKUSHIMA。 しかし、わたしたちは福島をあきらめません。 故郷を失ってしまうかもしれない危機の中でも、福島が外とつながりを持ち、福島で生きていく希望を持って、福島の未来の姿を考えてみたい。そのためにも、祭りが必要です。人々が集い、語らう場が必要です。フェスティバルを通して、いまの福島を、そしてこれからの福島の姿を、全世界へ向けて発信していきます。 FUKUSHIMAをポジティブな言葉に変えていく決意を持って。

                プロジェクトFUKUSHIMA! 実行委員会
              代表 和合亮一/遠藤ミチロウ/大友良英

8.15世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA!
日時:2011815日(月) 9:0021:00
会場:福島市 四季の里(福島県福島市荒井字上鷺西1-1
   あづま球場(福島県福島市佐原字神事場1番地 あづま総合運動公園内)
入場料:無料
主催:プロジェクトFUKUSHIMA!実行委員会

○パート1「福島大風呂敷」(9:0011:00 四季の里)

○パート2「福島音楽解放区」(11:0014:00 四季の里)
同時多発的に音楽ライブやパフォーマンス、ダンス、美術、サウンドインスタレーション等、様々な表現が行われます。演奏する場も出演者自らが選び、お客さんは会場内を自由に歩きながら様々な音楽を「発見」します。

○パート3「オーケストラFUKUSHIMA! & 福島群読団2011」(14:00~ 四季の里)
大友良英率いる巨大アンサンブル「オーケストラFUKUSHIMA!」、和合亮一率いる「福島群読団2011」の大競演。いったいなにが起こるかは当日までわかりません。事前に行われる【スクールFUKUSHIMA!】のワークショップに参加した方はこれらのセットへの参加も可能です。ぜひ体験してください。

○パート4「メルトダウンFUKUSHIMA!」(15:0021:00 四季の里&あづま球場)
14プロジェクト、100人余りの出演者による福島初、そして福島発の一大音楽イベントです。ウォーターステージとフラワーステージ(四季の里)、スタジアムステージ(あづま球場)の3つのステージを使って様々なコンサートやイベントが展開されます。この様子はインターネットTVDOMMUNE FUKUSHIMA!】により全世界に中継、また世界各地、日本各地で同時多発的に行われる【世界同時多発イベントFUKUSHIMA!】ともネット中継で結びます。単に福島を応援するのではなく、単に被害を受けたFUKSUHIMAを見せるのではなく、福島から世界に向けて積極的に言葉を、音楽を発信します。

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