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2012年9月18日火曜日

*【開催決定しました!】ADcafe.311 vol.07 【2012.10.6(土)】*

◆ADcafe.311 vol.07を開催します◆
2012年第3弾、vol.07の開催が決定しました!

今回は、SHIBAURA HOUSEさんの3階で開催することになりました!

スピーカー
・Community Crossing Japan/荒昌史さん・伊丹早織さん・島矢愛子さん
・ISHINOMAKI2.0/小泉瑛一さん
・避難地形時間地図(逃げ地図)/谷口景一朗

今回はテーマを東日本大震災から広げた<「防災」と「地域」>とし、
東日本大震災前から活動している団体、震災後に活動を開始した団体、双方からこれまでの取り組みとこれからの活動などについてお話し頂く予定です。

日にち:2012年10月6日(土)
時間:13:50開場 14:00開始 17:00終了予定
場所:SHIBAURA HOUSE 3F
〒108-0023 東京都港区 芝浦3-15-4(JR田町駅 徒歩7分)


大きな地図で見る


参加費:無料
参加方法:adcafe.mail@gmail.comまで参加の旨と名前・連絡先をご連絡ください。


<program>
13:50 開場
14:00 スタート
14:10 Community Crossing Japan1/荒昌史さん・伊丹早織さん・島矢愛子さん
14:40 ISHINOMAKI2.0/小泉瑛一さん
15:10 避難地形時間地図(逃げ地図)/谷口景一朗
15:40 休憩 16:00 ディスカッション 17:00 クローズ

出席希望のご連絡、質問等は上記アドレスまでご連絡ください。

ADcafe staff

2012年7月10日火曜日

ADcafe.311 vol.06 レビュー

01.28に行われたADcafe.311 vol.06のレビューを掲載します。
今回のレビューは、阿部玄さん(JA設計)に書いていただきました。

前回の青木くんによるレポートに負けず劣らず、ボリューム満載のレポートとなっておりますので、是非ご一読下さい。

******************************

ADcafe vol.6 は

・三陸わかめプロジェクト/相田麻実子さん

・女川仮設住宅と仮設住宅の現状調査/VAN(Voluntary Architects Network) 宮幸茂さん

・失われた街プロジェクト・大沢みらい集会/神戸大学大学院槻橋研究室 友渕貴之さん

・庭JAPAN/古川乾提さん

にお話を伺いました。



今回は震災関係のプロジェクトの分類(2011.9.8 中木さんの分類)にしたがうと

1)避難所の居住性・仮設に関すること

*女川仮設住宅と仮設住宅の現状調査/VAN(Voluntary Architects Network) 宮幸茂さん

2)本設の復興計画

*われた街プロジェクト・大沢みらい集会/神戸大学大学院槻橋研究室 友渕貴之さん

3)ファイナンスによる事業の支援

*三陸わかめプロジェクト/相田麻実子さん

4)具体的なボランティア活動

*庭JAPAN/古川乾提さん

のように分類できるかと思います。

今回はの金融の面での事業支援や庭師を中心として活動する方からの報告など新しい内容や、大学を中心とした活動、継続的な活動報告をいただいているものなど、多彩な内容になりました。



1)南三陸わかめプロジェクト/相田麻実子さん

森ビルの相田麻実子さんが、南三陸ののわかめ漁師のちょうさんを支援するために始めたプロジェクトです。

津波によって、わかめを養殖するための特殊なロープが流されてしまい、養殖ができなくなってしまったちょうさんのために、マイクロファイナンスの手法を使って支援しようとするものです。

具体的な事業スキームは、

1)インターネットで一口1500円ほどの出資を募る

2)その集めたお金でちょうさんにわかめの養殖するためのロープを購入する

3)ちょうさんはそのロープを使ってワカメをつくり、出資者にわかめを返す

(マイクロファイナンス事業とは、このようなインターネットを通じて、少額の融資を募ってお金をあつめる手法のことです)

わかめプロジェクトのファンドが被災地で行われる事業と大きく異なる特徴として、出資者と出資を受けるひととの損得がほぼイーブンであることです。通常の ファイナンス事業であれば出資者にリターンが多くなるように運用しますし、また支援の場合は多くは寄付として受けるひとに利益が多くなるようになっていま す。



そうして集めた資金でただ養殖用のロープを届けてしまうのではなく、出資者とちょうさんをつなぐ取り組みを行っていきます。

1/ウェブサイトの立ち上げ

2/ワカメのプロモーション(試食会など)

3/わかめの養殖体験

などを企画実施して、わかめのファンを増やしていったそうです。



そうした活動のなかで、気づいたことととして、

<1>支援を受ける人との信頼関係

<2>わかめの魅力を伝えて、共感を得ること

<3>漁師のいる浜全体を支援する仕組みを作ること

をあげられていました。



<1>についてはもちろん大切な前提条件ですが、事業を続ける中で困難な状況になったこともあったそうです。

それは、ちょうさんが支援に対して生産したワカメで返すのに難色を示したことでした。ちょうさんには、ロープを寄付してくれれば、わかめを返すような責任がないのにどうして!という気持ちがあったことが原因だったようです。

この問題については、相田さんも支援の形として悩まれた点だそうです。寄付という形であれば、何か返す責任もなく漁を始められますし、被災したちょうさんに とってはいいことかもしれません。しかし、そうなると支援者との関係がそのまま途切れてしまいます。マイクロファイナンス事業により資金を集めれば、そこにワカメのリターンという責任ができるけれど、その責任から新しいお客さんとのつながりがうまれ、ちょうさんの今後にも繋がっていく。相田さんは後者を選 んだわけですが、その課程には粘り強く対話して、信頼関係を構築することが欠かせなかったと思います。

<2>は事業がすすみはじめて、多くの支援者の共感を得てそれが広がっていく過程は、何にもかえがたく愉しい時間だったのではないかと思いました。わかめ養殖体験で、講師として指導するちょうさんの笑顔が印象にのこります。

<3> 事業は特定の個人を支援するプロジェクトとしてはじまったのですが、それが軌道に乗ると、地域に広がりを持っていくことになりました。漁師は、個人として だけでなく、地域のなかのひとりとしても存在しているから、漁師が属するコミュニティーを対象にしくみを広げていく必要があり、今度は南三陸のわかめ漁師 を支援するプロジェクトへ変わって行ったそうです。

今後はファンドとしては一旦役割を終え、わかめのブランディングをして継続的な支援を目指しているそうです。



2)女川仮設住宅と仮設住宅の現状調査/VAN(Voluntary Architects Network) 宮幸茂さん

震災以後の活動は以前に、避難所での紙管の区切りや仮説住宅の設置について発表していただいています。

詳細についてはVol.4の小池さんのレビューも参考になさってください。

今回はコンテナを使った仮設住宅のその後について発表をいただきました。

現在、女川で建設されている仮設住宅は次の三種類あるそうです

1)プレハブメーカー;壁の断熱なし、収納なし

2)ハウスメーカー:壁の断熱あり、収納なし

3)VANのコンテナ仮設住宅;壁の断熱あり、収納あり

VANで担当された仮設住宅は、他の仮設住宅の現状調査を反映して設計しているために、逆に周囲との格差ができてしまっている現状が浮かび上がっています。中には女川ヒルズという揶揄のされ方をしているほどだそうです。そうした格差に対応するために、周辺の仮設住宅の現状調査をはじめたそうです。この現状調査では、実際の状況を確かめて、問題がどこにあるのかを把握することを目的として行っています。調査では、仮設住宅の人たちの現状を聞くのが中心でした。(調 査とはいいながらお菓子や果物をもらって長居してしまったり、その結果、一つの住居に時間がかかりすぎて予定通り回れなかったり、といったほほえましいような一幕も)調査の結果、仮設住宅の中では、まだまだ収納が足りない現状が見えてきたそうです。

しかし、こうして見えてきた問題に対して、どういった対応のレベルで対応していくのがよいのでしょうか。

1/個々に対応する問題

2/団地ごと、あるいはメーカーごとに対応する

3/仮設住宅一律に対応する問題

今現在、収納が足りないという問題は、果たしてその問題に直接に対応するべきものなのか、それとも、仮設だからある程度我慢してもいい問題なのか。仮設住宅といういつかはなくなるものに対して、収納の問題をどのように対処すべきなのか、検討しているそうです。

また、調査を通じてもうひとつ浮かび上がってきたのは、生活圏の問題です。仮設ながらも長く住まなくてはならないことがわかって来ており、仮設の供給だけで はなく、カフェや居酒屋などのコミュニケーションのための場が必要とされ始めています。これに対しては仮設住宅の広場として作られたものがオープニング以 来使われていないので、それを活用していくことで対応していくことになるそうです。

被災地で次々に変わって行く状況やニーズの変化に、調査を通じて速やかに対応しようとしている細やかさには本領を感じます。

今後、仮設住宅とそこで生まれていく生活圏はどうなって行くのか、どういう展望をもって活動していくのか期待されます。





3)失われた街プロジェクト・大沢みらい集会/神戸大学大学院槻橋研究室 友渕貴之さん

被災地の街を模型で復元していく「失われた街」プロジェクトから、高台移転の計画に提案を行っている「大沢みらい集会」までの流れをうかがいました。

震災が起こった直後に友渕さんは槻橋研究室として、鹿折に入って活動をはじめました。しかし津波によって損害を受ける「以前」の状態がわからず、なかなかにとりつくシマがない状態だったそうです。それでも、この土地で新しいまちを作っていかなくてはならないなかで、逆に何を失ったかを形にして認識し、それを 復興への一歩目とすることを目的に、壊れてしまった街を模型として復元していく「失われた街プロジェクト」が始まりました。地域の地形を巨大な模型として復元し、東京都現代美術館で展示(現在も順次展覧会が催されています)します。また、気仙沼地域で行ったワークショップでは、復元した白模型に色をつけた り、添景を加えて行きながら、模型の制作過程が記憶の再生を促すようして、色とりどりの旗に思い出や地域の情報を書き込んでもらいました。その情報を元に、地図にそれを落とし込んでいまとめていきました。

白いボリュームだった模型が、思い出の書いた旗によって彩られていくのは、見た目にも楽しさ が伝わってきました。人の記憶はきっと、頭の中以外にも、ものの中にも存在します。あいまいで何となく覚えていることが、メモを見ることでスイッチが入っ たように思い出されてくることがあるように、もうそこにないものが模型として現れたことで、壊れてしまった風景に宿っていた記憶が徐かに思い出されてくる —そんな躍動感が、色とりどりに踊る旗の中に感じられました。街はそういう記憶の集積装置でもあり、街の本質的な力の一面を感じさせる模型や地図でした。



そういう活動をするうちに、大沢の高台移転が持ち上がり、神戸大の槻橋研、横浜市立大学の鈴木研、東北芸術大学福屋研とともにプロジェクトを進めている。プ ロジェクトではアンケートを実施して、地域のランドマークについて調査をし、移転の候補地決定に関わわってきた。現在は、高台の移転の計画に参画して提案を行い、地区別に複数案を提示し、住民の要望を引き出せるようなもの目指そうとしているそうです。

失われた街のワークショップやアンケートを通じて見えてきたものが、新しい移転の土地での計画案とどのような関連性を持って行くのか、また、建築の大学として関与している大きな移転計画として今後どのように展開していくのか、注目していきたい。



4)庭JAPAN/古川乾提さん

古川さんが活動されている庭JAPANは庭師を中心としながらも肩書きや職業は問わずに震災の活動に関心を寄せる人たちで構成されたボランティア活動のチームです。代表の古川さんにお話を伺いました。

震災が起きてからこの状況で自分たちに何かできるえなかった、というのが古川さんの率直な思いだったそうです。庭師は庭を手入れるのが仕事であり、その庭は まず、コミュニティがあってその先に実現するものという意識があったからでした。しかし、何ができるかわからないが、とにかく現地に入って活動をはじめて しまった。現地に入る際には、何でもできるように庭の造作で普段使っている道具や重機を持って行った。庭JAPANが重機を使えることが話題となり、様々 な活動のなかで信頼を得て呼ばれるようになっていったそうです。こうした活動を継続していけるように、現在は一週間でメンバーが入れかわる仕組みを作って いるとのこと。

活動をうかがう中で印象的だったのは、倒れた灯籠を修復したときのことでした。

津波で倒れてしまった灯籠が修復されるだけ で、その持ち主の人まで立ち上がる力が湧き出てくるそんな不思議な気持ちになっていくと古川さんはおっしゃっていました。失ったものがもとに戻っていく、 それは前に発表をいただいた「失われた街」のプロジェクトとも通底しています。津波で失われたと思ったものが自分の目の前で修復され、記憶が蘇っていく、 そうした喜びにあふれているだろうと思います。古川さんは庭を直すのはきっと順番が最後になると思っていたのに、最初に庭を直そうとする人が多いのに驚か れたそうです。その驚きの背後には、庭の灯籠や木々が元の通りになっていくと、建築やまちがまったく新しく立ち上がっていく力強さとは違った、自分たちが 立ち上がるための初めの小さな一歩として、小さくささやかであっても強かな希望が感じられる、ということがあるのかなと思います。

活動を続けていくなかで段々とボランティアをやっている感覚がなくなっていく、というお話もありました。津波でマイナス、ゼロ以下になってしまったものを、木を植え、ゼロに戻す。そうしたなかで被災した人たちが元気になり、自分たちも何かを得る。活動する上で資金もなくなりつつあるが、それでも続けるの は、希望がほんのちょっと生まれるその瞬間に立ち会いたいからなのだと思います。





庭を修復する以外にも、岐阜ので毎年行われる「こよみのよぶね」を石巻で開催した。

その際には、行燈をのせる船がなく、しかし、開催日だけは決まっていたので、船をカヌーで代用し開催に漕ぎつけた。

また仮設住宅に、竹垣を作ったりすることもしたそうです。

そうしたことから「何かがない」から何もできないのではない、自分たちの手で何かを変えていけるのだと確信したと言います。



最後に古川さんは自然のものを相手にしている実感から、

「木を植えることは未来を植えること。未来はわからないように、植えた木も、どのように育つかはわからない。思う通りには行かないこともある。そういう環境の 中で生きているのだから、その変化とつきあう。そのとき、そのときに向き合うことが大切」と力強くおっしゃっていました。

震災を経て災害を考えるとき、まず立ち返らなければならない原点だと思います。





■ディスカッション

ディスカッションにおいては以下のようなことについて質疑が行われました。

・支援の継続についてどのようなヴィジョンを持っているか

・個人で活動すること

・個人で活動していく人たちが繋がっていく場所があるのか

・ボトムアップの活動をしていて、その先に可能性はあるのか

・たとえトップダウンであったとしても、プロセスの共有で大きなものを動かせる可能性上がる

・ボトムアップでの問題は要求をそのままあげてしまうこと。それによって数が膨大になり内容の精査ができない

・提案から実現までの計画までを考えておくべき

・個人でボトムアップしていく活動と、トップダウンの仕組みがかみ合っていない

・ボトムアップと大きな都市計画をつなぐ役割が必要→本来は大学の役割

・大学はしかし、自分の「研究」になってしまい、役割を果たせない

・システムとは別にボトムアップの「熱」を大切に考えるべき

・自分でも「できる」ことを認識して取り戻すこと

・役所は変わらない、という失望感

・モデルというのには限界を感じる、熱を持った人、その人をサポートするような仕組みを

・AD cafeで一年たっても同じ議論をしているのは残念

・シャッフル、向こうとこちらの人を入れ替えられたらいいのではないか



○ディスカッションの中では、ボトムアップをしていく活動(庭JAPAN、わかめプロジェクト、会場に着ていたアサノコウタさんやADcafeスタッフのも りひろこさんの活動)にそのようなか可能性があるのかという質疑から、トップダウン的な構造を持つプロジェクト(チームVANさん)の話にうつり、それに ついて議論しているうちに、以前と同じ話になっている、というアサノさんの鋭いツッコミを浴びることになってしまいましたが、それでも、この問題を考え続けること に、私自身は価値があるように感じている。

というのは、これは被災地に限った問題ではなくて、現状の社会においてうまくいっていない部分についての問題でもあると思うからです。

ディスカッションを通じて、私はボトムアップとトップダウンには、そこになにか連続的ではない溝のようなものを感じています。理想的には、庭ジャパンの 方々やアサノ君たちが目指すように、一人一人が自分の身の周りのことを自分自身の手でで作り変えていくこと、その原理的な力強さには期待せずにはいられな いし、常にそういうことの先に社会と地域が見えてきてほしいと思う。

しかし、現実にはそうした力が芽生えたところでも、思いを実現するために ちょっと何かをカスタマイズしようとするだけで、「公共」「管理」「責任」や「前例」という言葉の前に、その芽がうまく育てられない状況にあるようです。 必要なところに必要なものが届けられること、それが行政としても重要なのはわかっているはずなのに、そうした活動に実験的に支援をすることは容易ではあり ません。市民の活動がボトムアップとして管理側に認められるには、活動の内容や集まり、自分たちとはどこか別にある「公共」という立場にたたなければならないように感じてしまいます。

だからこそ、何かスケールが大きくなることを「実現」するためには、首長に直接的に働きかけたほうが手っ取り早くまた力強く変えていけるのではないかと、 いうことになります。しかし、それは議論のなかでもあったように「圧倒的な個人の力量」に頼ることになり、市民が自分自身で変えていけるような自由さや力 強さはなく、汎用性のある実例には必ずしもなり得ないように感じます。

そこに横たわる溝のようなものをどのような形で埋めていくことができるのか、それは復興を歩む中で既存とは少し違った社会を、よりよく作っていくうえでとても大事なことだと思います。

今回の議論のなかでもそうしたうまくいっていない点が浮き彫りになって来ていましたし、大学などに可能性があるねではないかというアイデアもありました。

この問題は何度も別の形で立ち上がってくるように思うので、観測的にこの問題をとらえていくことが必要ではないでしょうか。



また、アサノさんのおっしゃっていた「人をシャッフルする」ことはこうした硬直した状況を動かすには有効なものだと感じました。能力を持った人々を入れ替え、新たなうねりを作り出していける可能性があります。

それはシステムとしてではなく、動きとしてそうなっていくとよいのではないか。



熱を持った個人と、それに賛同する人。それが少しづつ繋がっていくために、ADcafeのような場所が今後ともに続けていき、横のネットワークを広げて行くことが、これからも、そしてこれまで以上に重要なのではないでしょうか。



■終わりに

5月末に初めて被災地に入り、津波の被害を目の当たりにしました。

と同時に改めて三陸の海の美しさも知り、途方に暮れました。

被災地にすむひとたちが自分たちのまちを再生していこうとする強い意志も間近にしました。

今回発表いただいた方々の活動も、力強く進んで、被災地で笑顔を作り出しています。



こうした力強い意思が、実を結び、

穏やかな日々へと繋がっていくことを切に願ってやみません。

ありがとうございました。


阿部玄/JA設計

2012年5月22日火曜日

*【詳細決定しました!】ADcafe.311 vol.06 【2012.06.17(日)】*

◆ADcafe.311 vol.06を開催します◆
2012年第2弾、vol.06のゲストが決定しました!

今回も、前回同様3331 Arts Chiyodaにて、場所をお借りする予定です。

今回は、庭師を中心に集まり被災地で植樹などさまざまな活動をされている庭JAPANの古川乾提さんをお招きし、これまでの活動についてお話ししていただけることになりました!

南三陸わかめプロジェクトの相田麻実子さんには、マイクロファイナンスで南三陸町の漁師さんに漁具を提供するというお金の流れの明確なダイレクトな支援について話してもらう予定です。

そしてボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)の宮幸茂さんには、女川町を対象として仮設住宅に住む方々に聞き取り調査をおこない、その結果をもとに住環境の改善を図る仮設住宅の住環境改善プロジェクトについてお話していただきます。

また、神戸大学院生の友渕貴之さんには、横浜市立大・鈴木研究室、神戸大槻橋研究室、東北芸工大・竹内研究室が中心となって取り組んでいる気仙沼市唐桑町大沢地区の高台移転・まちづくりについての住民とのワークショップ「大沢みらい集会」について話をしていただきます。

ランドスケープ、金融、建築それぞれの立場から興味深いお話が聞けるかと思います。

日にち:2012年06月17日(日)
時間:13:50開場 14:00開始 17:00終了予定
場所:3331 Arts Chiyoda わわプロジェクトルーム(予定)
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14


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参加費:無料
参加方法:adcafe.mail@gmail.comまで参加の旨と名前・連絡先をご連絡ください。


<program>
13:50 開場
14:00 スタート

14:10 南三陸わかめプロジェクト(相田麻実子さん)
14:30 女川町仮設住宅調査(VAN・宮幸茂さん)
14:45 大沢みらい集会(友渕貴之さん)
15:15 庭JAPANの活動について(古川乾提さん)

15:45 15分休憩

16:00 フリートーキング
16:50 お知らせ
17:00 クローズ

出席希望のご連絡、質問等は上記アドレスまでご連絡ください。

ADcafe staff

2012年2月17日金曜日

ADcafe.311 vol.05 レビュー

01.28に行われたADcafe.311 vol.05のレビューを掲載します。
今回のレビューは、青木健さん(PLAY)に書いていただきました。

各発表に対する詳細なレポートとなっておりますので、当日会場に来られなかった方も発表の内容をフォローしていただけるかと思います。
是非ご一読下さい。

******************************

1/28に行われたADcafe.311 vol.05のレビューです。
長くなってしまいましたが、是非皆さんに知っていただきたい内容なので読んで頂ければと思います。

ADcafe.311 vol.05では谷口景一朗さん(日建設計/ADcafeスタッフ)、笠井暁史さん(医師/石巻赤十字病院)、相澤久美さん(建築家/震災リゲイン)+高木伸哉さん(編集者/フリックスタジオ/震災リゲイン)の三組による発表の後、来場者とのディスカッションが行われました。場所は3331Arts Chiyoda。20~30名の方が集まりました。

一人目の発表者である谷口景一朗さんからは日建設設計の同僚の有志グループで取り組んでいる「Run & Escape Map(逃げ地図)」がどのようなきっかけで生まれたかという話から始まり、震災からの長期的な復興フェーズにおける活用の方法、現地自治体とのやりとりを踏まえた上での今後の展望が語られました。

日建設計は震災後、震災復興ボランティアチームを有志でたちあげ、2011年4月には「東北大学生の特別オープンデスク受け入れ」、4月17日は特別オープンデスクに参加した学生らにより被災エリアの震災前の統計データをまとめたリサーチの発表会を兼ねた「東日本大震災の復興について考える公開ブレインストーミング」、被災した気仙沼の高橋工業への「高橋工業募金」など震災復興への初期フェーズでの取り組みが行われました。2012年1月現在、長期フェーズに移行しているいくつかの日建震災復興ボランティアチームの取組みの一つである「Run & Escape Map」は、募金で集まったお金を高橋さん宅で手渡した際に被災地のリアルな話を聞いたのがきっかけとなり、ボランティアチームが調査を進め、被災地に何が役に立ちそうなものを仮説として立てるところから始められました。
今回の震災による津波被害の大きさは1000年に一度といわれるほど甚大なものでしたが、歴史的には30年に一度程度の頻度で津波の被害を受けている地域であることが記録からわかります。明治三陸沖地震で発生した津波によって被害を受けた後、高台移転を含めた大規模な復興が行われましたが、時が経つにつれ海抜の低いエリアへ居住地が徐々に広がり、そのようなエリアが今回の津波でも大きな被害を受けたことがわかります。過去に何度も津波の被害を受けているエリアであるため、過去の津波被害を伝える碑や、文章としての記録、人々の記憶として受け継がれている部分もありますが、時が経つにつれ風化してしまい、教訓が生かされず被害を繰り返し受けてしまっているという現実があります。
このような経緯を踏まえ、「Run & Escape Map」は地域の安全・危険レベルを地図上に可視化することで人命救助に対しより効果的な復興案をハードとして整備するためのツールとして考案されています。具体的には、過去の浸水エリアを地図上にレイヤー状に重ね、安全標高以上の地域をゼロ次避難地域として設定し(住民との話し合いのうえ合意を得ながら)、既存の道路を通って避難ポイントに徒歩43m/分(高齢者の歩行スピード)で到達できる時間に応じて(五分刻み)色分けがされています。「Run & Escape Map」は地域の津波リスクをあまりにもはっきり可視化してしまうという指摘もあったようですが、スーパー堤防を築く案、避難のためのバイパス道路整備案、近道整備案、避難タワー建設案、丘造成案、高台移転案などさまざまな選択肢がある都市計画レベルの復興プランを、それぞれの整備に要する予算、期間に加え、津波による人命被害をどのくらい効果的に抑えられるかという視点から評価を行い、修正、比較検討をすることができます。さらにそれぞれの復興プランの作成過程においても、どこに避難バイパス、近道、高避難タワーを整備するのが効果的かを検討したり、高台避難検討する際に集会所を避難経路上に移転させたり、移転を段階的に行う優先順位を津波被害のリスクが高いところから進めるなど、さまざまなフェーズでその効果を可視化することのできる「Run & Escape Map」を用いることで、住民、行政、専門家の三方に対し開かれた状態でよりきめ細かなプランを作成することが可能になります。これらの手法によって津波が発生した時に避難しやすい街のハードを整備するとともに、谷口さんが何度も念を押されていたように、避難意識を高める訓練、伝承、教育などソフトの部分を同時に充実、連携させ、地域の人々の生活の一部として津波対策を組み込むことが、津波で破壊された街の未来を考えるときに不可欠であるということを考えさせられました。また、建築教育を受けた者たちが都市設計の初期段階からかかわっていくことの大切さ、有効さを彼らの行動力、責任感、誠実さから実例を持って伝えていただきました。
「Run & Escape Map」通称「逃げ地図」は現在も現地自治体、住民とやり取りをしながらのその可能性を探る取組みが継続的に行われているようです。3月にはいくつかの会場で公開展示され、さらにその作成をコンピュータを用いて自動化することで広範囲、多箇所で行い、津波以外の災害リスクの評価も加えるなどして、東日本大震災の被災地での復興施策のデータベース、都市部(東京など)での都市計画のベースマップとする「逃げ地図2.0」として展開させていくことになっているそうです。興味がある方は是非問い合わせてみてください。http://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/detail/1275.html

二人目は石巻赤十字病院で腎臓内科医として勤務されている笠井暁史さんです。自らも被災した職員が多く働く被災地の拠点病院が、地震が発生した直後からどのように機能したのかを病院のハード、ソフト双方の視点から発表していただきました。
一枚目のスライドに4/3に震災後初めて休みをとって被災地を回られた時に笠井さん自身で撮られた写真を写し、「これは現実なのか?と思った」、と淡々と語り始められました。映像では繰り返し見ていた被災地にはヘドロを腐らせたような匂いが充満し、トラックや重機の音だけが響く独特の静けさが広がっていたそうです。壊滅的な被害を受けた地域を回られるなかで目の当たりにした津波に飲み込まれた大川小学校では屋上にまで津波が到達し、多くの方がお亡くなりになったそうです。そこで笠井さんが語られたのは感傷的な言葉ではなく、なぜここで多くの方がなくならなければいけなかったのか、どうすれば命を救うことができたのかという、人の命と常に隣り合わせで接している医師としての言葉でした。笠井さんは、同様な規模、地理的条件でありながら、事前の非常通路の設置、ストップウォッチを用いた避難訓練を実施していたことで人的被害をゼロに抑えることができた越喜来小学校の例と比較分析し、「備えがいかに大切か」という発表のテーマへとつなげていきます。
仙台から車、JRで一時間のところに位置する人口15万人程度の石巻市を中心とした石巻医療圏に1つだけある拠点病院の石巻赤十字病院で笠井さんは働いておられます。石巻医療圏にはいくつかの公立病院がありますが、そのほとんどが沿岸部に位置していたため、東日本大震災による津波によってそのすべてが機能しなくなくなり、石巻医療圏21万人の唯一の災害拠点病院として多くの人が石巻赤十字病院に押し寄せることになりました。
石巻赤十字病院は病床数402、医師100名、看護師450名の石巻医療圏で最大の病院で、2006年に現在の場所に新築移転されました。宮城県沖の地震が想定されさまざまな対策が建物の設計段階からとられています。津波の被害も想定されていたため内陸部の東北自動車道に隣接した水田エリアを敷地とし、すぐ近くを流れる旧北上川の増水に備え敷地全体の土盛りが行われました。ハードの対策としては免震構造にし、さらに二重化電源、非常用発電機の設置、二系統水道の設置、貯水、患者用非常食の備蓄などの非常用インフラ対策が行われていました。ソフトでは、大規模な災害実働訓練を自衛隊、消防署と合同で何度も行うなど、災害拠点病院として万全な対策に取り組まれていました。
対策としては万全な取り組みを行っていた石巻赤十字病院が実際にどう機能したかを、震災が起こった当日の様子を記録した10分程度の動画(http://www.youtube.com/watch?v=Pc1ZO7YwcWc)を交え説明していただきました。免震構造であるため、かなり揺れがあるように見えるのですが、建物としての被害はほとんどなかったとのことです。発生後10分もしないうちに訓練通りに対策本部が立てられ、委託職員も訓練を受けていたため職員と協力して手際よく、トリアージに向けて作業が行われたことがわかります。トリアージとは、「人材・資源の制約の著しい災害http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%BD%E5%AE%B3%E5%8C%BB%E7%99%82において、最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定すること」で、外来待ち合室のイスなど配置を変更することで大量に押し寄せる患者に対応できるように計画されています。トリアージの他にも、酸素吸引を必要とする患者のためのスペース、薬だけを必要とする患者のための薬の処方外来受付、臨時病床など災害時に応急で対応できるように病院は設計されており、事前に行われていたシミュレーションどおりに使われたそうです。しかし、中には医療を必要としないが家が全壊・半壊しまったために病院を避難所として使ってしまう人が増えるなど病院の医療機能に支障をきたすような事態になってしまったため、苦肉の策として食事を一切与えなどの対策をとることで、避難所への人の誘導が行われました。避難所までの移動手段がないことも避難者がとどまってしまう理由であったので、病院が経費を自己負担する形でバスをチャーターしたそうです。一見厳しいようにも見えますが、病院として最優先である医療を途切れさせないための対策がとられました。
病院がその機能を維持するためにはライフラインの少しでも早い復旧・維持が必要となります。笠井さんが専門とされている透析治療では特に大量のリソースを必要とします。透析は腎臓を悪くすると命をつなぐために、週三回一生、続けなければいけません。一回の透析に水18リットル/人、3~4kw/人・時、必要で60床ある石巻赤十字病院では大量の水と電力と透析専用の特殊な器具が必要となります。災害時の透析医療は富士山の山頂で治療を行うようなものだと笠井さんは仰います。しかし、どのような状況であろうと透析をしなれば患者は命を落としてしまうことになります。津波によって生活基盤を失った多くの透析患者に対し透析を行うことが笠井さんたち透析医療者の急務でした。通信手段が限られているなかで、透析を必要とする患者の所在地を把握し、通院のための透析臨時バスをチャーターするなどの対策がとられ少なくない数の人たちの命が救われました。
院内のライフラインの電気・水道・ガスのうち電気・水道は自前の発電装置や貯水によって早い段階で復旧が行われましたが、低体温症の治療などに必要なお湯を沸かしたり、暖房を行うためのガスの復旧には時間がかかり自家発電による電気を使って代替措置がとられました。EVは機能的にはすぐにでも使用可能であったにもかかわらず、法律的問題で再稼働の前に点検が必要で、石巻のEV業者が軒並み被災したために東京からの業者を待つことになり復旧に数日を要しました。震災直後から大量に押し寄せた患者の搬送や、職員、物資の移動にEVを使えないなど大変な苦労があったようです。患者、職員への食事供給は、食材の供給が制限されていたために、配給制となり、一日の食事がおにぎり1つとイチゴ2つというような日が一週間続いたそうです。通信手段である固定電話・携帯・インターネットは数日から一週間程度使えず、衛星電話や石巻防災無線などにより外部との連絡は取れる状態ではありましたが、その利用はごく限られたもので、一般の方は自分や家族の安否を伝えることも救助要請も行えないような状態で、その対策が考慮されるべき点として指摘されました。
透析医療がこのような過酷な状況で破たんすることなく乗り切れたのは、以前から透析ネットワークをつくっていたことが大きいと要因であったそうです。近隣の6施設と透析ネットワークを2007年に立ち上げ、定期的に行われる会合通して医師や技師たちの間で直接コミュニケーションが図られていました。他の医師や技師たちがどのような人間で、何ができるかということをお互いに把握できたことで、震災後すぐに応援の医師たちが駆けつけたちあげた透析の災害対策本部がスムースに機能し、普段は60床で透析患者に対応している石巻赤十字病院で倍の120床での透析をなんとか行うことができたそうです。つまり、自助に加え、共助がうまく機能したことが未曾有の事態を乗り切れた大きな要因であったと笠井さんは語ります。東日本大震災のような大規模な災害が起きた時場合、自治体や国などによる「公助」が届くには数日から一週間程度かかってしまい、直後は「自助」による対応、つまり自立的な判断と行動が必要となります。半日から一日経つと「共助」、つまり自助を連携し「地域力」として事態に対応することが求められます。そのためには日ごろから想定のハードルを下げ想定の範囲を広げできる範囲で備えをし、想定外の事態が起きた時には思考過程・行動基準の標準化によって臨機応変に対応することが有効であると、伝えていただきました。
さらに結びとして重要な問題提起をされました。津波から逃げることができないのは、高齢者や子供や障害をもった人たちだと考えられがちですが、寝たきりの親をもった家族や、保育所の先生、防災関係者、そして医療に携わる医療関係者はたとえ津波が来るとわかっていてもサポートを必要とする患者や家族、児童をおいて逃げることができない、と。石巻市立雄勝病院では事務職員6名は無事助かりましたが、医師2名、看護師24名、患者40名の方々が津波にのまれ亡くなるということが実際に起きました。私たちは私たちの命を救ってくれる方々がこのような境遇にある事実を知り、自分たちの問題として、そのような職務に就く方がどうしたら命を落とさなくても済むのかという方法を考えなければいけません。
「情けは人の為ならず 我人の為辛ければ、必ず身に報うけり」。これは笠井さんの最後のスライドの一文です。情けは人の為ではなく、善い行いはめぐりにめぐっていずれは自分に還ってくるんだよ、という意味の言葉ですが、笠井さんはさらにそのような行いをすること自体が自分を鍛え、成長させていくことなんだと、それぞれの活動を行っている人たちへエールを送り、発表を終えられました。

三組目は建築家の相澤久美さん、編集者の高木伸哉さんに「震災リゲイン」http://shinsairegain.jp/を中心とした「支援者たちを支援する」ための数々の取り組みを発表して頂きました。
同じ建物の中でそれぞれの仕事をされていたお二人が、震災後、自分たちに何かできることがあるのではないかと話をして、情報を編集するための震災情報メディアを4/1に立ち上げられました。震災後、各地で様々な支援活動がすでに行われているような状況で、相澤さんと高木さんはそのような状況に対し、自分たちができることはそのようなさまざまな活動、取組みを見える環境として可視化し、必要なところに必要なものを届け、人と人の活動をつなげていくようなメディアをつくることなのではないかという考えに至ったそうです。 現在ではWeb震災情報メディアとしての「震災リゲイン」の他にも、紙メディアとしてフリーペーパーを発行したり、人と人の間に入って活動を支援する「つなぐプロジェクト」、さまざまな活動を行っている人たちへの取材、その他直接ボランティアを行うなど、多岐にわたる活動を精力的に展開されています。
「震災リゲイン」のホームページの詳しい説明を高木さんにしていただきました。「震災リゲイン」はトップページに「被災地の救援」「復興の提案」「情報の伝達」の3つのカテゴリーが並列されているのが特徴です。多方面での様々な団体の活動が一覧できるようになっており、一目でどれくらいの数の団体がどのようなことを行っているのかがわかるようになっています。それぞれの団体HPへのリンクを集め、個別のページへのリンクをたどることでより詳しい情報にアクセスすることができるプラットフォームのようなウェブサイトになっています。掲載する情報が全方向的でかなりの数であるため、その情報をどのように整理し、可視化するかという試行錯誤が繰り返し続けられているそうです。具体的には、現在トピック別に掲載されている情報を、他分野の活動との関係性を可視化できるようにMAP化したものがあり、試作段階のものを見せていただきました。被災した一つの街をとってみても、実にたくさんの団体、人が復興にむけて活動を行っています。民間企業やNPO団体、政治家や、ボランティアグループ、建築家、地元自治体、大学、などそれぞれの活動がどのような分野で、どのような活動を行っているか、またそれが外部団体なのか、地元団体であるのかなどがわかりやすく、実際に活用しやすいようにデザインされています。他にもTOPICSという欄には震災関係で活動している人に取材にいってその内容がレポートとして掲載、更新が続けられています。このようにさまざまな復興活動を集め1つのウェブサイトにアーカイブとして残していくことは、現在の支援者の支援に役立てられるだけではなく、今後また別の震災などの大規模な災害が起きた時に、どのような活動が必要で、どこがそのようなノウハウや、情報を持っているかを伝えることにつながると相澤さんが付け加えます。
 次に、広報誌のフリーペーパーの説明を編集長である高木さんに続いてしていただきました。ウェブにアクセスしない方にも震災の情報を届けようと紙媒体としてフリーペーパーが発行されました。広報誌10万部を新聞社の協力得て折り込み広告にいれてもらうことでお茶の間まで情報を届けようという試みです。「震災リゲイン」のウェブページのTOPICSの内容が記事として掲載されています。ユニークなのはそれぞれの記事の最後に「買う・寄付・参加」などのアイコンがついていて、積極的に現地に行くことはできないが、何か現地の支援を行いたいと思っているような人たちが気軽に支援を行えるようなきっかけを提供できるようにデザインされていることです。被災地の産品を買える通販をするための方法や、ボランティア受付窓口の連絡先が記載されています。
 続いて相澤さんから「つなぐプロジェクト」についてお話しいただきました。 「つなぐプロジェクト」はその名の通り、何か具体的に活動したいという人と、その時に必要となる物や、場所を提供できる人を直接つないでいこうというプロジェクトです。ADcafe スタッフのもりひろこさんの「tanaproject」はその例の一つです。ラ・ケヤキという場所で相澤さんが行った震災関係の活動報告会でもりさんが手を上げ企画段階の「tanaproject」の支援を呼びかけたことがきっかけとなりプロジェクトがスタートしました。いろんな企業や、材料、人など「tanaproject」を進めていく中で必要と思われるもので足りていないものを、相澤さんが紹介、プロデュースしていくかたちで実現までこじつけ、2012年一月現在までに計8回、東北各地、東京でワークショップが行われました。「つなぐプロジェクト」ではこのような支援者の支援活動を数多く行われています。他には、仙台在住の若手監督二人による映画「なみのおと」の配給協力、日常を失ってしまった被災地の方に対話の場をつくりだすことを目的とした「対話工房」、塩害をうけた田んぼの土をつかって家や倉庫をつくる「土プロジェクト」、仮の敷地に暫定的にしか仮設物を設置できない女川に可動式の宿泊施設をつくる「モバイル・スマイル」プロジェクト、他詳細は省かせていただきますが、「網戸設置プロジェクト」「放射能測定検査プロジェクト」「ハイタイド文具配布プロジェクト」、「東北キャラバンプロジェクト」など幾多のプロジェクトの広報・プロモーション、活動資金の調達、マネージメントなど、支援を実現するための活動をされています。
まだまだ話すことはいくらでもあるよ、という顔の相澤さん。会場は二人の行動力、実行力、瞬発力に圧倒されっぱなしでしたが、このように「震災リゲイン」ではネットワーク上で、「つなぐプロジェクト」では体を張って直接人と人をリンクさせる試みが続けていきますと、高木さんに発表をまとめていただき三組の発表が終了しました。

以上三組の方々の発表のレビューになります。
以下、簡単に個人的な感想を書かせていただきます。みなさんの精力的で、献身的で継続的な活動の数々に圧倒され、同時に自分にできることは何かと考えさせられました。震災からもうすぐで一年が経ちます。この一年でいろいろなことが変わりました。震災を機に始めた活動の延長で勤めていた会社を辞めた人、社内のメンバーで毎週のように集まって自分たちにできることは何かと議論をし、現地に通う若い友人たち、被災地に引っ越した人、実家に戻った人、結婚した人、父親母親になった人、政治家になった人、文章を書いて新しい社会を描こうとする人。この国には人がいます。震災は多くのものを奪い、破壊しました。しかし、同時に以前はなかったものたちが生まれました。この人たちがいる限り私たちの社会はプラスに開かれているはずです。支援が被災者に行き届き、被災者の方たちが日常を取り戻せる日が来ることを願っています。 

青木健 / PLAY

2012年1月14日土曜日

*【詳細決定しました!】ADcafe.311 vol.05 【2012.01.28(土)】*

◆ADcafe.311 vol.05を開催します◆

みなさま、明けましておめでとうございます。
今年もADcafeは引き続き、2-3ヶ月に1回のペースで、建築とそのまわりの分野の支援の情報共有の場として開催していく予定ですので、よろしくお願いいたします。

2012年第1弾、vol.05の開催が決定しました!

今回も、前回同様3331 Arts Chiyodaにて、場所をお借りします。

vol.05では、震災直後から広範囲にわたって活動を展開されてきた建築家の相澤久美さん、編集者の高木伸哉さんをお招きし、震災情報専用メディア「震災リゲイン」についてお話いただくこととなりました!

また、石巻赤十字病院に勤務されている医師・笠井暁史さんからは、震災当日、現場で何が起きていたのか、生の体験談をお話しいただきます。

ADcafe.311 staffである谷口景一朗からは、被災地の地形図に各種リスクを重ね合わせることよって、復興のベースマップとする「避難地形時間地図(通称:逃げ地図)」の取り組みについてお話をさせていただきます。

日にち:2012年06月17日()
時間:13:50開場 14:00開始 17:00終了予定
場所:3331 Arts Chiyoda
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14


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参加費:無料
参加方法:adcafe.mail@gmail.comまで参加の旨と名前・連絡先をご連絡ください。

【発表してくださるみなさん◆決定しました】

<program>
13:50 開場
14:00 スタート
14:10 谷口景一朗+日建設計震災復興ボランティアチーム
  「避難地形時間地図(通称:逃げ地図)の取り組みについて」
14:40 笠井暁史(石巻赤十字病院)
  「震災後の石巻赤十字病院」
15:00 休憩
15:20 相澤久美(ライフアンドシェルター社)+高木伸哉(フリックスタジオ)
  「震災リゲインについて(仮)」 
16:00 フリートーキング
16:50 お知らせ
17:00 クローズ

出席希望のご連絡、質問等は上記アドレスまでご連絡ください。

ADcafe staff

2011年12月13日火曜日

ADcafe.311 vol.04 レビュー

12.03に行われたADcafe.311 vol.04のレビューを掲載します。
今回のレビューは、渡辺明設計事務所の小池宏明さんに書いていただきました。

発表していただいた各プロジェクトを体系的に分類した上で、それぞれのプロジェクトについて詳細な感想を寄せていただいていますので、是非ご一読下さい。

******************************

□はじめに

はじめまして。
AD cafe vol.02から参加させていただいている小池と申します。
この度スタッフの谷口さんのご厚意でAD cafe vol.04 についてのレビューを書かせていただくことになりました。拙文にて失礼いたしますが、至らぬところ等、御指導賜われれば幸いです。

□ AD cafeについて

2011.3.11の震災から約9ヶ月の月日が経ち、被災地の周辺には復興という言葉が目立ち始めています。この言葉はその前向きな力強さゆえ「いまそこにある現実」を覆い隠すきらいもあり、現実と現在の接点が本当に同じところにあるのかどうかを見極める必要があると言えます。そうした中で、今回で4回目となるAD caféはこれまで学生や若手社会人を中心に震災に関わる様々な意欲的な取組みを紹介し、現地に目を向けその課題と成果を一同にすることで、小規模ながらも情報共有の役割を果たしてきていると言えます。

□ 発表者の方々

今回は過去に発表していただいた4組の方々、私共よりも少し上の世代の菅原大輔さんにお越しいただきお話を伺いました。
vol.02のレビューにおける中木さんの分類をもとに、整理させていただきまして、次章でそれぞれの発表報告をさせていただきます。

◇震災関係プロジェクトの分類(参考:2011.9.8 中木さん)
1) 避難所の居住性/仮設に関すること
  *陸前高田の木造応急仮設住宅: 建築家・菅原大輔さん
*女川町仮設住宅:チームVANさん
2) 本設の復興計画
*a book for our future,311:中木亨(8to8office)さん
3)創作やアートによる活動
  *Creative for Humanity とプロジェクトFUKUSHIMA! :アサノコウタさん
* tana*project:もりひろこさん

□発表について

1) 避難所の居住性/仮設に関すること
国土交通省の発表では12月5日現在、被災地を始め各地に52,120戸の応急仮設住宅が建設されました。供与期間が原則2年、その後の常設転用は不可とされる仮設住宅は通常各都道府県が協定を結ぶプレハブ建築協会からの供給を受け建設が行われますが、今回は地元企業への発注が可能になり、協会の標準仕様をもとに木造等の仮設住宅等が建設されることになりました。

*陸前高田の木造応急仮設住宅: 建築家・菅原大輔さん
岩手県陸前高田市住田町での60棟の木造応急仮設住宅です。住田町の住田住宅産業は震災前から「非常事態建設」を念頭に応急仮設住宅の開発をはじめ、今回もその経緯を踏まえ100Vの自家発電での施工、木材のパネル化による簡易組立等の規格化をもとに木造仮設住宅を建設しています。地場産業としての林業に町と企業が一体となって取り組んでいることもあり、町が仮設住宅の費用を負担し、事後に県が仮設住宅として認めているのも大きな特徴と言えます。そうした中で菅原さんは住田住宅産業と原田勝之氏とともに現地にてインフラ整備と配置計画を担当。最短距離で建物に給排水管を接続すること、既存樹木やプライバシーを考慮して建物の角度を振って配置すること等の操作で、外部空間に住民交流の場を設け、全体として集落のような仮設住宅群を構成しています。表面的な仕上げや構法に集中しがちな仮設住宅においてインフラ整備の重要性を明らかにし、配置計画で仮設住宅のあり方を変えることができることを示している例ともいえます。ここでは他に社団法人more Treesをはじめ多くの支援団体からペレットストーブやLEDなどの支援を受けており、菅原さんがハードを使うことでひと・こと・ものなどのソフトをどうつなげていき、どうすればそれらを最大限活かせるかを想像するのが建築家の職能なのではないかという話が印象的でした。

*女川町仮設住宅:チームVANさん
震災直後の体育館などの避難所で活用された紙管とカーテンの簡易間仕切りの提案と実施(vol.01)、女川町でのコンテナ積層型仮設住宅の竣工(vol.04)、現在進行中の集会所と震災から現在にいたるまで状況と共に必要とされる施設を継続的に建て続ける坂茂さん率いるチームです。
今回の発表ではISO規格のコンテナに窓を設けた居室(6坪タイプ)と、フレームのみのコンテナを組み合わせることで、耐震性を考慮しながらも開放的なリビングダイニングをもつ居室(12坪タイプ)を平面的に構成することや、3層に積層し、フットプリントを小さくすることで、外部に広いコミュニティースペースを設けること等の提案を紹介していただきました。住戸内部にはつくり付け棚を設置し、生活用品の収納スペースを確保しています。これらの棚はVANに寄せられた義援金をもとに現地で学生をはじめとするボランティアの方々により制作され、その数は1,800個にも上るとのことです。内部にはルイ・ヴィトン社、社団法人more Treesからの協力による間伐材の家具、良品計画からのカーテン等が設置されています。構法から内装、家具にいたるまで女川町をはじめ多くの支援が結実している仮設住宅でもあり、その支援規模の大きさは圧倒的で、先述の「ハードを使うことでひと・こと・ものなどのソフトをどうつなげていくか」に対するひとつの回答ともいえます。

2) 本設の復興計画

*a book for our future,311:中木亨(8to8office)さん
中木さんの活動については谷口さんによるvol.02のレビューが詳しいため詳細についてはそちらをお読み頂ければ思います。今回は特定のプロジェクトではなく、時系列の中で同時に平行して様々な動きや活動があったことを御紹介いただきました。青木淳建築計画所と共に協同提案する高台プロジェクト、中田研究室の学生発案の「なかしずてぬぐい」、UIA東京大会でのブース展示、そして現在進行中の木造建築物等、多くの人や企業が少しずつ関わり協同する小さな支援の集合が、ウェブ上の各種サービスを活用しながら行われているのが印象的でした。地元住民と遠隔地の方々との交信のみならず、データベースのクラウド化による情報共有など、汎用性のあるプロジェクトの進行形態も特徴で、本設の復興計画という大規模ゆえ、どうしても先行きが不透明な状況に陥る現状に対し、一つの小さな地区発のいわゆるボトムアップ型の復興計画の例とも言えるのではないでしょうか。復興計画の旗印のもとのひと・もの・ことのつながりをどう支援としてマネジメントするかが現地では非常に重要であるかを示唆しているように思います。

3)創作やアートによる活動

今回の震災には地震や津波に加え、福島での原子力発電所の被災による放射能汚染による被害があります。広範囲に及ぶ被災地で今も生活する方々と共にあるプロジェクトの紹介です。

*Creative for Humanity とプロジェクトFUKUSHIMA! :アサノコウタさん

Creative for Humanityでの活動と音楽家・大友良英氏方のプロジェクトFUKUSHIMA!における「大風呂敷」を御紹介していただきました。震災前からの「こどものえがくまち」「こどものいえ」をはじめとして現地のこども達と共に福島の可能性を模索してきたアサノさん。今回は避難所で段ボールを用いた「こどもの隠れ家」ワークショップを手掛け、生活に疲弊した大人たちが子どもたちの元気な様子を見て元気になったという話をされ、震災後も変わらない態度で継続的に福島のために活動していく様子は明るい可能性が提示されていたように思えました。後者の「大風呂敷」は実際に8月15日に行われたフェスティバルFUKUSHIMAの舞台でもあります。放射線衛生学者の木村真三氏の助言と共に放射線による表面被爆を防ぐため芝生に大風呂敷を広げ、そこで音楽と詩の屋外フェスティバルを行うという非常にメッセージ性の強いイベントでもありましたが、緑の大地に広がる大きな布地は本当に色鮮やかで美しく、そこで過ごす人々の楽しげな姿からその大風呂敷のおおらかさが際立っていたのがとても印象的でした。全国各地からの大・中・小に分けられた布地を市内の工房にて24時間態勢で縫い合わせ、多くの人々の手を伝い縫われた「大風呂敷」は広島の千羽鶴や戦中の千人針をどことなく想起させ、平和への願いが込められた巨大な布地ともいえます。大風呂敷は現在制作工房にて保管され、今後はアクリルケースに入れられて海外の美術館を巡回する話も出ているようです。
アサノさんは、自身が福島出身であることを拠り所に、「福島」と「FUKUSHIMA」をもって「フクシマ」に真っ向から立ち向かう稀有な存在ともいえます。現在は屋内に土や葉を敷き詰めたこどもの遊び場を二本松市に計画中とのことで、全国各地からの土や葉を集めているとのことです。

* tana*project:もりひろこさん

市井のボランティアとして避難所を訪れる中で、生活に関わるのものものを片付ける場所が足りないと感じ、段ボールで簡易収納「tana」制作するワークショップをはじめたもりさん。今回はVol.01では企画段階だったtana*projectがその後、段ボールやマスキングテープのメーカーをはじめNPO団体等の協力とともにこれまでに現地で何度かのワークショップを開催している様子を紹介していただきました。子どもや大人が「tana」に自由に絵を描く様子や創作に励む様子の写真はどれも楽しげで微笑ましい様子が印象的でした。10月には有限責任事業組合化を行い、今後の活動の継続のために、もりさん自身の立ち位置も変化しています。誰かと一緒につくるワークショップでは、参加者と運営者間のコミュニケーションはもとより絵の具や紙テープ、マジック等の工夫でひとつひとつの「tana」が豊かな表情に変化していき、参加者が充実した表情をしていたのがとても魅力的でした。現在は181個を制作し109人の方が参加されたとのことです。
「身の回りで使うものを自分でつくれるようになることがいい」というもりさんのことばからも児童福祉や高齢者福祉、こどもの教育活動などへの広がりがあるように思えました。最初は小さな思い付きであっても実現へむけて行動することで多くの人の手により発展していく可能性があることを示唆するプロジェクトでもあります。

□まとめ

今回は魅力的な仮設住宅を御紹介いただきましたが、総数52,120戸の仮設住宅において、雑誌等に掲載されているものを含めてもその数は微々たるものにすぎません。
仮設住宅と一言でいえども、自治体や関係団体の体力や温度差が住環境格差をもって顕在化している様は残酷ともいえます。この一見どうしようもない状況に対してvol.04では資金を伴う個人の行動力の可能性(VANさん)、インフラや配置という建物周辺を考える事での展開可能性(菅原さん)、地域発情報ネットワーク経由の復興計画(中木さん)、現状を受け入れた上で目の前の人のために行動すること(アサノさん、もりさん)と非常に示唆に富む発表が行われていたように思います。

□今後の課題

*仮設/本設住宅における「土地」の問題
後半のディスカッションでも話題に上がりましたが、仮設住宅には建設地の問題があります。「土地を買い、建物を建てる」従来の手順に対し、緊急的に広い土地を必要とする仮設住宅は国有地のみならず民有地を利用することもあり、土地の名義や税制の点からも微妙なところに位置しています。そうした中で国の補助金で建てられる仮設建物には事業体が入ったとしても「土地=床」に発生する家賃収入は見込めず運営資金の確保にも関わります。今後の本設においても「土地」や「道路」のような前提条件の理解と把握に基づく整備は重要な課題であるといえます。
*支援活動の持続性について
持続的な活動には当然ながら資金が必要です。これは全てのプロジェクト共通の課題になっています。一方で被災地域ではそこに生活する人々の失業など雇用問題が顕在化しており、第三者が内部に入り活動すること事体の是非を問う声も聞こえはじめました。今回発表された、チームVANさんのように寄付金を募り活動を行う例は実際にあり、寄付金による運営は世界的な医療活動組織でもある国境なき医師団も同様です。どう組織が社会と接続して活動するかは今後の被災地での活動や、別の地域が被災した場合を考えると重要で、特定の個人の行動力に頼るだけではなく組織だった仕組みを整え、備えることの必要性を感じます。

□おわりに
多くの方々がこれまで言われているように、震災での地震や津波による直接被害と地方都市における潜在的な問題の表面化による被害が何重にも重なっているのが現状です。被災地域を考えることで他の高齢過疎化地域、国の経済状況への関心を広げ、現状に接し対することで将来のリスクの軽減を思考することが求められている状況下ではこのような意見交換の場はその役割をもつものだと思います。

今回発表された方々は現在も継続して被災地での活動を行っています。
関係者の方々の今後の活動と健康を、被災地域で過ごす人々に少しでも多くの平穏が訪れることを願っております。
長々とした乱文の御静読にお付き合いいただきどうもありがとうございました。


小池宏明/渡辺明設計事務所

□参考文献

・「新建築 12月号」(新建築社)
・「新建築 住宅特集12月号」(新建築社)
・「建築雑誌10月、11月、12月号 特集 東日本大震災」(日本建築学会)
・「応急仮設住宅の着工・完成状況等」国土交通省12月5日現在

2011年11月9日水曜日

*【詳細決定しました!】ADcafe.311 vol.04 【2011.12.03(土)】*

◆ADcafe.311 vol.04を開催します◆

9月のvol.03から少し間が空きましたが、vol.04の開催が決定しました!
今後ADcafeは2-3ヶ月に1回のペースで開催し、建築とそのまわりの分野の支援の情報共有の場として継続していく予定です。

今回も、前回同様3331 Arts Chiyodaにて、場所をお借りします。

vol.04は、陸前高田の木造応急仮設住宅、住田町+住田住宅産業開発の「木造仮設住宅ユニット」のインフラと配置を計画されました建築家・菅原大輔さんにお越しいただき、お話いただけることになりました!

また、2011年も最後の月、12月に開催ということで、レビューと忘年会を兼ねて、これまで発表してくださった方に、その後の活動についてご報告頂くことになりました。

7月に行われたvol.01で発表してくださった、
VAN間仕切りプロジェクト:土井亘・宮幸茂+チームVANさん
こどもの隠れ家プロジェクト:Creative for Humanity あさのこうたさん
8月に行われたvol.02で発表してくださった、
a book for our future,311について: 中木亨(8to8office)さん

の3組の方にもお話し頂きます。

今回からは、参加費は頂かず、どなたでもご参加頂けるようにします!

日にち:2011年12月03日(土)
時間:13:50開場 14:00開始 17:00終了予定
場所:3331 Arts Chiyoda
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14


大きな地図で見る

参加費:無料
参加方法:adcafe.mail@gmail.comまで参加の旨と名前・連絡先をご連絡ください。

【発表してくださるみなさん◆決定しました】

<program>
13:50 開場
14:00 スタート
14:10
 これまで発表してくださった方々のその後の活動について
 1.土井亘+チームVAN
  「女川町コンテナ仮設住宅とそれに関するボランティア活動について」
 2.アサノコウタ「Creative for Humanity」福島代表/プロジェクトFUKUSHIMA!「福島大風呂敷」
  「福島とFUKUSHIMAについて」
 3.中木亨(8to8office)+宮城大学中田研有志
  「a book for our future,311の経過について」
 4.もりひろこ/tanaproject
  「tanaWSの報告」
15:20 休憩
15:30 菅原大輔(SUGAWARADAISUKE)
   【地場産業×建築家】集落のような仮設住宅@陸前高田
16:10 フリートーキング
17:00 クローズ


出席希望のご連絡、質問等は上記アドレスまでご連絡ください。

ADcafe staff

2011年9月26日月曜日

◇無事終了しました◇ADcafe.311 vol.03 2011.09.23◇

◆【ADcafe.311 vol.03 2011.09.23】が無事終了しました。◆

今回から、3331 Arts Chiyodaの102号室、わわプロジェクトさんの場所をおかりして開催しています。
震災支援のプロジェクトルームということもあり、展示も震災支援関連のものがあって、復興支援についての議論の場にふさわしい会場の雰囲気でした。

今回も、休憩中にはTohoku Cafeの方々にお菓子をお配りいただき、学生さんも多かったため、とてもにぎやかな雰囲気ですすみました。
すこしずつ顔なじみのメンバーもできてきて、今回は特に後半のディスカッションがとても意義あるものとなったと思います。
また、3331のHPでも告知していただいたため、建築系の方ではない方も参加いただくことができました。

今回は、学生の方を中心にArchiAidのサマーキャンプでの具体的な復興計画の内容を説明いただいたり、設計事務所に勤めながら個人として活動をしている方の発表と、とても幅広い内容となりました。
今後も当面は具体的な復興計画のディスカッションにちょっと変わり種のプロジェクトの報告をまぜ、議論の幅を広げていくといったプログラムにしていきたいと思います。
発表者のみなさん、お忙しい中どうもおつかれさまでした!
また、おこしいただいたみなさんも、どうもありがとうございました。

次回も月末に開催予定です。
また日程など詳細が決まりましたらこちらで告知します。
今後ともどうぞよろしくお願いします!

<staff一同>



2011年9月14日水曜日

*【決定】ADcafe.311 vol.03 【2011.09.23(金・祝)】*

【場所と時間決まりました!】
◆ADcafe.311 vol.03を開催します◆

今回から、3331 Arts Chiyodaにて、場所をお借りできることになりました!
次回以降も3331 Arts Chiyodaにて開催予定です。

☆参加費を500円とさせていただきます。
東大五月祭にて活動をされた、【TohokuCafe】にご協力いただき、
東北のお菓子とお茶をお出しします☆

日にち:2011年09月23日(金・祝)
時間:14:00開場 14:10開始 16:50終了予定
場所:3331 Arts Chiyoda
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14


大きな地図で見る

参加費:500円
参加方法:adcafe.mail@gmail.comまで参加の旨と名前・連絡先をご連絡ください。
※今回はお菓子の準備がありますので、事前登録をお願いします!

【発表してくださるみなさん◆最終決定しました】

<program>
14:00 開場
14:10 スタート
14:20
 1.遠藤貴弘+せんだいスクール オブ デザイン受講生+東北大学本江正茂研究室有志
  「災害のデータスケープ」
 2.袁碩(東京工業大学塚本由晴研究室)
  「アーキエイド・サマーキャンプ活動報告ー鮫浦/大谷川浜/谷川浜/祝浜編ー」
 3.荒井隆太郎+東北工業大学福屋粧子研究室+東京理科大学water edge studio
  「アーキエイド・サマーキャンプ活動報告ー小渕浜編ー」
 4.大山宗之+東洋大学藤村龍至研究室
  「アーキエイド・サマーキャンプ活動報告ー小網倉浜/清水田浜編ー」
  「国土計画リサーチから3.11を経て書籍になるまで」
15:20 ナカジマシゲタカ(伊東豊雄建築設計事務所、Butterfly Under Flaps.)
  「オクリエ、アシタエ」の紹介
15:30 休憩
15:40 お茶とお菓子×【Tohoku Cafe】の紹介
15:50 フリートーキング
16:50 クローズ

出席希望のご連絡、質問等は上記アドレスまでご連絡ください。

ADcafe staff

2011年9月8日木曜日

ADcafe.311 vol.02 レビュー

08.27に行われたADcafe.311 vol.02のレビューを掲載します。
今回のレビューは、当日「a book for our future」のプレゼンをしていただいた8to8officeの中木亨さんに書いていただきました。また、「a book for our future」については、谷口景一朗がレビューを記載しております。

是非、ご一読下さい。

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 ADcafe.311 vol.02に呼んでいただきありがとうございました。手短ながら私の主観と推測に基づき、時間内にお聞きできなかった内容など含め簡単にレビューを書かせていただきます。間違っている点などがあったらご指摘いただけるとありがたいです。

 まず、震災復興に参画しているデザインチームは、これまで基本的に他の地域で行われていることを参照する機会に乏しいように思います。アーキエイドが現在調整中であり、時期に網羅的に発表されることもあると思いますが、公の場で他地域や、他チームの進捗を確認するのは私にとって初めてのことでした。
 震災がらみのプロジェクトについて、私の観測範囲で分類分けすると大きくは以下のようなものに分けられると考えています。

1)避難所の居住性に関すること。(避難所は既に閉鎖されている箇所も出始めているため、このフェーズは既に終わりつつあります)
2)仮設に関すること(住宅の場合もあれば、公共性を持った母屋の場合もあります)
3)リサーチ(建築・都市計画・ラ系で観測する視点に差異があり、土地のリソースをどう読むか多角的に考えるきっかけになります)
4)本設の復興計画(都市部のものと、小規模のものとでスキームに差異があります)
5)その他のボランティア活動(建築分野以外の内容があります。デザインの分野は大きなプロジェクトのほんの一部ですが、今回はその他ということでまとめます)

 気仙沼復興支援プロジェクトや、我々「a book~」のプロジェクトについては4)にカテゴライズされますし、mova projectや、どんぐりハウスといったプロジェクトは1)2)にカテゴライズされます。とりわけ仮設に関する内容は個人的にはタッチしていなかったこともあり、非常に気になっていました。仮設住宅は法律では2年で取り壊さなければいけないとされていますが、過去事例や現状の見通しを考えると実質それ以上の期間を過ごすことになる可能性が非常に高いことを恥ずかしながら最近知りました。その期間の長さを考えると仮設における環境はやはり軽視できないものです。

■工学院大学学生有志によるmova project
 合板を用いた移動式家具の設計でした。スタディの段階での「とある苦悩」や、予算取りの大変さ、プレゼンでは言及していませんでしたがおそらく現地でのマッチングにも苦労したのではないかと推測します。スピーディに実現までかこつけたプロジェクトです。
 ちなみに仮設住宅の環境という点では、現在では内部空間以外に外部空間の居住性による影響、すなわち仮設住宅同士の情報流通という課題が浮かび上がっています。というのは、公のサービスでは手の行き届かない高齢者や小さい子供を住民全体でカバーするようなことや、口コミで意地される情報インフラのようなものが仮設住宅での生活を健全なものとして維持するために軽視できないものであると認知され始めたからです。ベンチひとつで起こる情報流通などさえ重要視される現状があります。
 その中で、ハードウェアコミュニケーションという視点で考えた場合、実装後の使用のされ方についてのフィードバックは後の同様のプロジェクトにおいても非常に参照すべき内容になるのではないでしょうか。個人的には非常に分析したいと考えている事項でした。

■東海大学チームのどんぐりハウス

 ロハスデザイン2011大賞を受賞した仮設の小屋の設計についてでした。ウッドブロック構方を独自にスタディし、断熱方式やソーラーパネルとバッテリによる自家発電方式、バイオ分解式トイレ等、新潟中越地震の際に蓄積したノウハウを生かしていることがよくわかる内容であり応急仮設のクオリティとして非常に高いものであると思います。
 仮設に関しては、上記の理由から居住性が求められることは必須ですが、それに比してスピーディーな建設が求められます。試験的なものであっても新技術を導入するためには労力を要するように思います。中越地震のノウハウをしかと受け継ぐことで実現を早めたのだと思いますが、先の事例をしっかりと継承できていることは多いに評価べき事ではないでしょうか。
 
■SFCによる気仙沼復興プロジェクト

 現地生まれの学生を核に、リサーチ・情報流通・コミュニティ形成・地区計画提案とマルチプルにまちづくりの提案を行っているチームでした。多方面の課題をカバーするためにあらゆる手段を導入しているのが、スマートに計画されています。まちづくりの本筋の計画を提案していく場合、個人的には地域住民との関係、行政とのかかわり方についてどうしても着目してしまうのですが、その点に関してはセカンドオピニオンとしてのスタンスを表明しているのだと私は認識しています。特に、気仙沼は市街地であるため、どのような課題があるのか私にも予測がつきませんが、常に変わっていく情勢の中で、今後もどのように臨機応変に対応していくのか気になります。今後時間がたったときに、また意見をお聞きしたいプロジェクトです。
 
■東北カフェ

 前4者とはまったく違った意図を持った企画であるように思います。東北の名産品を学園祭で売るという企画。当方、福島出身でありまさかADcafeでゆべしを見るとは思わなかった・・・・私自身の主観としては、この企画自体おそらく震災にかかわらず日本全国のローカル食品にスポットを当てることが出来る企画なのではないだろうか?と考えています。わきあいあいとした空気が印象的であり、非常に和ませていただきました。

 我々も含めて、プレゼンター5者は大学がかかわっているという共通点により今回選抜されました。その中でも今回は関東の大学が多くあったように思います。現地との往復でさえ非常に労力を伴う中、現地でFIXする作業は非常に大変だったと思います。こういったプロジェクトはすんなりと実現できるものもあれば、現地ニーズとマッチングしない場合も多くあるでしょうし、場合によっては潔く諦めることもまた英断であることもあります。その中で継続的に活動を行っているチームであるため、これまで非常に柔軟な働きをすることが求められたのではないでしょうか。
 
 また、どのプロジェクトも、非常に疾走感のある内容であったように思います。それは学生ゆえのフットワークであったり、災害対策ゆえのスピードであったりということだと思います。しかし、最後に質問した「モチベーションの変化」ということにもつながるのですが、ノウハウの蓄積、事例のストック・共有、そしてそれを放出すべきフェーズが今後必要なのではないかと私は考えています。一度しっかりと分析することで得るフィードバックというのは次のステップ進んでいく際に非常にウェイトのある作業なのではないでしょうか。同様の案件に遭遇するということもあるでしょうし、そこで得たノウハウから平常の業務へ還元されることも多くあると思います。それはアカデミックだからこそ可能であるステップではないでしょうか。
 
 その一歩目としても、今回のADcafeは我々デザインにかかわる人間にとって良い機会であったと思っています。ありがとうございました。

8to8office/中木亨(@irumatsu

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 8to8officeの中木亨さんに、宮城大学中田千彦研究室が関わっている南三陸町戸倉地区長清水集落における復興プロジェクト「a book for our future」について紹介していただいた。

 このプロジェクトの興味深い点は、断片的な複数のアイディアを発端に集落の人たちとの対話を重ねることで、一歩ずつ階段を上るかのように集落全体を束ねる1つの案へと集約していく、そのプロセスにある。まず、彼らは6月に長清水集落で第1回WSを開催した。そこでは、学生達が思い思いに集落の未来についてのスケッチを描き、そのスケッチをネタに集落の方たちとの交流を図ったという。道の駅や集会所の提案から、集落を流れる小川にかける橋や集落の風景からインスピレーションを受けた手ぬぐいのデザインに至るまで、様々な種類のスケッチが並び、それについて集落の方たちからコメントをいただくことで、人々の記憶や集落への想いといったものを顕在化させていくこの手法は、各地で行われているWSに
共通する重要な手法である。

 このWSで集落の方から聞かれた「住まいへの提案が欲しい」という言葉から、彼らの活動は次のフェーズへの進むことになる。三陸地方特有の海に迫る山地。その地形を生かした集落のつくり方について、WSのときと同様、断片的なスケッチや事例を集めては住民の方と対話をし、少しずつ長清水集落の地形に案を落とし込んでいく作業をしている。このプロセスの中でおもしろいのは、集められたスケッチや事例は全てWEB上で公開されており(http://1000lab.tumblr.com/)、集落の方はもちろんのこと、私達も自由にアクセスして案の変遷をたどることが出来ることである。通常、復興に向けての提案をする、となると何度も現地を訪れて対話を重ね何ヶ月にもわたって検討を重ねた案を満を持して提案しなければならない、と構えてしまいがちでなかなか多くの人が気軽にアイディアを持ち寄ることは難しい。しかし「a book for our future」の手法では、彼らのプロセスの変遷を理解した中で「ちょっとスケッチを描いてみた」とか「こんな事例知ってるよ」などといった気楽な提案を誰でもすることが可能になる。そうして集められた数々の案は、彼らが集落の方と対話を重ねる中で淘汰され、重要なエッセンスは未来の長清水集落のデザインの中に息づくことになる。クラウドデザインとも呼ぶべきこの手法は「a book for our future」を始めるにあたり、最初に集落の方から言われたという「集落を考える仲間を集めて欲しい」という期待にも応え得る手法であり、今回の震災復興のみならず、これからの21世紀型のまちづくりを進めていく中で、非常に有効な手法であると言えるのはないだろうか。

 このように非常に可能性を秘めている「a book for our future」だが、今後課題となるのは行政との関わり方であろう。同じ南三陸町内の旧歌津町伊里前地区では「伊里前契約会」というローカルコミュニティを中心として、震災後早い段階から高台移転に関する集落独自の案をまとめていた。移転先の土地地権者や住民の了解も取れていた。しかしこの計画は、「規模が大きく国直轄のプロジェクトとする」という理由から、現在は南三陸町より待ったがかかった状態になっているという。しかし、国直轄のプロジェクトとなっては、予算がつくのは早くても来年度である。地元住民から起こったせっかくの復興への息吹が、行政の紋切り型な対応によって萎んでしまうのはなんとも口惜しい。長清水集落におけるこのプロジェクトが地元行政の体制にも風穴をあけ、被災地全体の希望の灯となることを願ってやまない。

ADcafe.311 staff/谷口景一朗(@keiichirot

2011年8月21日日曜日

フェスティバルFUKUSHIMA!「福島大風呂敷」に参加してきました!

ADcafe.311 vol.01で「こどもの隠れ家」プロジェクトを紹介してくれた建築家アサノコウタ君が参加しているイベント、フェスティバルFUKUSHIMA!「福島大風呂敷」に参加してきました。

会場となる福島市四季の里は、一面芝生に覆われたきれいな広場です。会場の放射線量は福島市内でも比較的低いのですが、震災前の同じ地点や東京をはじめとする他の地域と比較すると線量が高くなっていることは否めません。そこで、芝生からの表面被曝の防止や靴底についたセシウムの拡散を防ぐために、芝生の広場一面にアートとして大風呂敷を敷いてしまおう、というのがこのプロジェクトの趣旨だそうです。
AM9:30頃、会場に到着。すでに多くの参加者によって、順調に大風呂敷が敷き詰められていました。
僕たちも早速お手伝い。図面通りに風呂敷を並べ、アンカーで固定していきます。
お昼前には、見事に会場一面に大風呂敷が広げられました。色とりどりの風呂敷。キレイですね。中には、福島へのメッセージが書き込まれた風呂敷もありました。

午後からは、敷かれた大風呂敷を頼りにたくさんのミュージシャンの方が思い思いにゲリラライブを行っていました。あちこちから聞こえてくる様々な楽器の音や歌声。中には個性的なパフォーマンスをしている方も。
 その後、メインステージで音楽ライブ。写真は大友良英さん率いる巨大アンサンブル「オーケストラFUKUSHIMA」と鍵盤ハーモニカを演奏する坂本龍一さん。
 会場のあちこちで、楽器を片手に笑顔で話をする人たち。2度のゲリラ豪雨にも負けず、会場から感じた音楽の力、そして人の力。このブログで当日の音をお伝え出来ないのが残念ですが、下ばかり向いていても仕方ないと立ち上がったたくさんの人たちの熱い気持ちを感じ取ることが出来、とても有意義な一日でした。

(谷口景一朗/森弘子)

2011年8月10日水曜日

*【決定】ADcafe.311 vol.02 【2011.08.27(土)】*

【詳細決まりました+時間変更しました!】
◆ADcafe.311 vol.02を開催します◆

☆今回は、参加費を500円とさせていただきます。
東大五月祭にて活動をされた、【TohokuCafe】にご協力いただき、
東北のお菓子とお茶をおだしします☆

日にち:2011年08月27日(土)
時間:14:00開場 14:10開始 16:50終了予定
場所:Creater's District cue702
東京都渋谷区渋谷1-17-1 TOC第2ビル

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参加費:500円
参加方法:adcafe.mail@gmail.comまで参加の旨と名前・連絡先をご連絡ください。
※今回はお菓子の準備がありますので、事前登録をお願いします!

第2回開催決定です!
第2回は夏休みともあって、学生のみなさんにお話していただきます!
前回同様20分程度ずつ話してもらい、全組が話し終えた後に、全員が参加できるフリートーキングを予定しています。

【発表してくださる学生のみなさん◆最終決定しました】

<program>
14:00 開場
14:10 スタート
14:20 1組20分×4組 被災地での支援
 1.加藤直樹+工学院大学学生有志 「mova project」
 2.川田千尋+慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス 「気仙沼復興プロジェクト」
 3.桜井寛+東海大学チャレンジセンター 「どんぐりハウスについて」
  4.中木亨(8to8office)+宮城大学中田研有志 「a book for our future,311について」
15:40 お茶とお菓子×【Tohoku Cafe】のご紹介
15:50 休憩
16:00 フリートーキング
16:50 クローズ

出席希望のご連絡、質問等は上記アドレスまでご連絡ください。

ADcafe staff

2011年7月21日木曜日

◇無事終了しました◇ADcafe.311 vol.01 2011.07.18◇

◆第1回の【ADcafe.311 vol.01 2011.07.18】が無事終了しました。◆

猛暑の中、駅からも遠いのに、34名もの方に来ていただくことができました!
staffも予想以上に多くの方に来ていただき、たいへんうれしく思っております。

場所も和室のアットホームな雰囲気がよい!ととても好評でした。
空間、ふんいきづくりも大事にしたいと思います。

cafe後の2次会も多くの方が参加してくださり、オープンエアの沖縄料理屋さんで大変な盛り上がり、そして白熱した議論が飛び交っていました◎

発表者の皆さま、ほんとうにありがとうござました。
参加いただいた方も、ぜひまたお越し下さい!

次回の【ADcafe.311 vol.02】は現在発表してくださる方の調整中です。
日程決まり次第告知させていただきます。

みなさま、どうもありがとうございました!

<staff一同>




2011年7月7日木曜日

*ADcafe.311 vol.01 【2011.07.18(祝)】@和館(菅刈公園)*

◆ADcafe.311 vol.01を開催します◆

日にち:2011年07月18日(祝)
時間:13:00開始 15:50終了予定
場所:場所確定しました★
目黒区青葉台二丁目11番25号
和館(菅刈公園)和室A
会費:無料
参加方法:adcafe.mail@gmail.comまで参加の旨と名前・連絡先をご連絡ください。

初回の今回は、建築を中心に、被災地で実際に自ら活動して支援をしている人たちにお話ししてもらいます。
20分程度ずつ話してもらい、3組全組が話終えた後に、全員が参加できるフリートーキングを予定しています。
同年代での発表になりますので、自由に発言、ディスカッションできる雰囲気にしたいと思います。

場所確定しました★
代官山の西郷山公園内にあるきれいな場所です。
代官山、中目黒の駅から徒歩15分ほどありますが、

休日お散歩にぴったりなので、是非お越しください。
なお、隣室でお茶会が催されていますので、
マイクの使用や騒ぐことはできません。
ご協力よろしくお願いいたします。
かちっとした報告会ではなく、床座でくつろいで会話できるような場をもうけたいと考えています。


<program>
13:00 開場
13:10 スタート
13:20 1組20分×3組 被災地での支援
 1.VAN間仕切りプロジェクト:土井亘(宮幸茂)+チームVAN
 2.こどもの隠れ家プロジェクト:Creative for Humanity あさのこうた
 3.ADcafe.311ができるまでとこれから:ADcafe staff
14:30 『塩トマトプロジェクト』のおしらせ:飯田晶子(東京大学)
14:40 休憩
14:50 フリートーキング
15:50 クローズ

出席希望のご連絡、質問等は上記アドレスまでご連絡ください。

主催:谷口景一朗/森弘子/伊藤達信/中川あや

2011年7月4日月曜日

ADcafe.311、はじまります

ADcafe.311(アドカフェ.311)
AD  = around design、デザインのまわり、建築のまわり
cafe = あつまって話す場
.311 = 東日本大震災から

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<このcafeの主旨は、共通のテーマに対して建築系だけでなく、デザインに関わる人やそのまわりの人たちが、自らの復興支援の活動内容を紹介し、互いに共有し会話することで、そのような情報の見えにくい状態を少しでも改善し、できるはずの協力体制をみんなで考えていく場をつくることです。>

震災からまもなく4ヶ月がすぎます。

直後の“お祭り騒ぎ”のような復興支援活動は一段落し、今後はより息の長い活動が求められてくるフェーズに入ってきています。

その息の長い支援も、自分の専門分野だけでは難しく、さまざまな分野と協力し、複合的に支援活動をする必要があります。

しかし、今回の震災は被害の範囲があまりに広範囲であるばかりでなく、地震・津波・原発・・・と多様な被害が重層していることも相まって、建築系の活動に限っても、誰がどこで、どのような活動を行っているかをそれぞれ把握し切れていないのが現状です。

それだけでなく、近しい関係にあるはずのランドスケープ系や土木系をはじめ、他分野の活動内容を建築系の人があまり把握し切れていないことも多く、逆もまたしかりであるため、お互いが草の根レベルで必要な協力体制を気づけていない場面が多々あることにも気づきます。

このcafeで生まれたつながりが、今後の東北の復興やこれからの日本にとって欠かせないつながりへと発展していく、と考えています。

ぜひcafeにふらっとよるつもりで参加していただき、いろんな支援や考え、思想にふれて、被災地のことやこれからの支援について考えていただければとおもいます。


主催:谷口景一朗/森弘子/伊藤達信/中川あや